協会の目指す住宅
IDEAL HOUSING
蓄熱の温熱環境への影響(12月-1月)
蓄熱の温熱環境への影響
測定結果
検証期間は、12/27〜1/4の年末年始休業中。暖房を止め、パソコンなどの電化製品も稼働していない時期に、高断熱構造(Q値:0.98)の躯体と窓から入る日射取得熱、そして熱容量の大小についての室内温度の変化をグラフ化した。
平均で外部より14度程度室温が高く、熱容量が大きな1Fは温度変化が緩やか、一方、熱容量が石膏ボードや床材のみしかない2Fでは温度変化が激しくなっている。1Fの水蓄熱は、急激な温度変化を防ぐために機能していることが分かる。熱容量を設けることで室温を安定化させることが出来るとわかる。
協会社屋のご紹介
蓄熱容量
水蓄熱
今年度は12月末から水蓄熱を一部ウーロン茶に変更し、蓄熱容量をさらにアップしました。
昼間の日射取得の状況を見てみるとウーロン茶のほうが温かくなっています。
温度差の大きい日ではウーロン茶の温度が水よりも約5℃も高くなります。
壁蓄熱
階段を下りた右側に設置。
階段の左側には水蓄熱の壁があり、日射が直接水に当たるようになっています。1F全体で熱容量を大きく確保しているため、オーバーヒートを防ぎます。
2Fホール
階段を上がり左側、ロッカー上に設置。
2Fは南面大開口からたくさんの日射が入る為、明るく暖かい空間になります。
水蓄熱(1F)
水蓄熱の裏の壁からセンサーが出ており、ペットボトルとペットボトルの間で温度測定を行っています。
是非とも高断熱型のパッシブソーラーハウスの建築を実施してみてください。
太陽熱エネルギーを有効に使い、快適で省エネな住宅を創りましょう!