会長あいさつ

 21世紀型住宅を会員企業とともに

会長

協会の活動理念は『健康で快適な住環境の普及』と『住宅の省CO2化』です。つまり、住まい手が快適な生活を行いつつエネルギーの消費量を抑えることを可能とする住宅の普及を理念としています。20世紀型住宅の考え方では、快適な生活を行うとエネルギー消費が増大し、かと言ってエネルギー消費を抑えると快適な生活ができなくなります。日本の住宅は「省エネ住宅」でなく、「小エネ住宅」と表現する方もいるほどです。当協会では快適性を向上しつつエネルギー消費を抑える方法を模索し、その方法を全国の会員工務店、建設会社を通じて、全国の消費者にお届けしたいと考えております。当協会はフランチャイズではありません。従って、各会員企業は全国各地で〇〇工務店、〇〇建設など地元資本の建設会社として存在しております。私たちは会員企業が各々の地元でそのような住宅を建てられるよう、その設計技術や建築技術などを研修や視察などを通じて企業に発信しております。

さて、そのような「快適性の向上と、エネルギー消費の削減」は両立可能なのでしょうか?答えは『yes』。具体的な方法としましては設計上の工夫で、冬は太陽熱を効果的に活用する設計と、室内に入れた熱を溜め込む構造、そしてその熱を安定的に使うための建材が必要となります。一方、夏は太陽熱を可能な限り室内に入れない設計と、入ってしまった熱を至急に排出する工夫、そして小さな冷熱でもしっかり冷える構造が必要です。

更には、そのような住宅を前提として太陽光発電などでエネルギーを創りだすことで、エネルギーの自立化を目指す住宅が完成します。一般的に、そのような住宅は「ゼロエネルギー住宅」と表現されます。低炭素社会へのロードマップでは、ゼロエネルギー住宅は2020年には新築戸建て住宅の半数を超えて標準化。2030年には新築住宅の平均でゼロエネルギー化。そして2050年には既存の住宅も含めてゼロエネルギー化するとされております。つまり、今後スタンダードとなる住宅コンセプトはゼロエネルギー住宅。将来の資産価値を考えると、ゼロエネルギー住宅、又はゼロエネルギー住宅に容易に改修できる住宅を普及していきたいと考えている所存です。時代が大きく変わろうとしている現在において、20世紀スタイルの住宅から低炭素社会に対応した21世紀型住宅の普及を会員企業様と一緒になり、普及して参りたいと考えている所存です。

 

会長 南野一也

経歴

1963年に兵庫県洲本市(淡路島)で建設業の家に生まれる。幼少期より、住宅、環境、エネルギーに興味を持つ。東海大学工学部光学工学科でソーラーハウス、法政大学文学部史学科にて中国史を学び、住宅業界に身を置く。1997年に活動理念である『住宅の省CO2化』と『健康で快適な住環境』の普及を前提に、P.V.ソーラーハウス協会を設立。CO2マイナス80%の低炭素社会に対応できる住宅『2050年型低炭素住宅』の普及に力を注いでいる。

 

具体的な活動内容

第一に、住宅のスペックを現在の基準ではなく、将来の低炭素社会に予想されるスペックの住宅の普及。

特に、断熱のレベルの向上と設計上の工夫を駆使してパッシブソーラー理論を盛り込んだ住宅の普及を実行し、全館空調でありながら、エネルギー消費を大幅に減少させ、スペック向上のコストアップ分は削減された光熱費から捻出する予定です。

目指す住宅は、ZEHの普及。ポイントは「ゼロエネ」「ゼロCO2」「光熱費ゼロ」の「トリプルゼロ住宅」。当協会では理論や技術の教育を会員企業様に実行し、全国の会員企業様を通じて普及を図ります。

第二は、再生エネルギーの普及を強力にしかけています。

特に、太陽光発電はその最有力です。太陽光発電の場合、消費者にどれだけ安く届けられるかが普及の鍵を握っています。そのためには、仕入れ能力の充実と商流の革新が必要です。協会本部では、太陽光発電の共同購入事業を大規模で行っており、会員企業様を通じて消費者に安い価格でお届けできる体制が整いました。また同時に、太陽光発電の普及拡大のための知識を研修という形で会員企業様に伝達しています。

基礎的な知識はもちろん、お客様に対してのプレゼン方法から、工事に対しての施工技術研修まで実施しています。