現場見学会の開催

北海道 環境共生住宅&エコハウス視察ツアー(2015.2)

平成27年2月16日(月)~19日(木)に北海道にて、北海道環境共生住宅&エコハウス視察ツアーを開催しました。

見学現場

旧荒谷邸(札幌市手稲区)

北海道大学名誉教授の荒谷登氏の旧宅。築36年のパッシブ設計の建物。 36年前のパッシブソーラー設計とは?導入技術とは?熱容量とは?その温熱(湿度)環境を体感していただきました。

北方建築総合研究所(旭川市)

北海道の建築・まちづくりに関する研究機関。研究所庁舎建物には様々な環境負荷低減技術が導入されており、  その導入技術や実験施設を見学いたしました。

一の橋バイオビレッジ(上川郡下川町)

下川町「一の橋」という地区は現在人口約140人、高齢化率が50%を超える小規模集落です。 そこに誕生した『高齢化に対応するエネルギー自給型の集住化エリア』を見学しました。

下川エコハウス(下川町環境共生型モデル住宅/美桑(上川郡下川町))

平成21年度に環境省による<21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業>のもと、高気密・高断熱を実現した環境共生型モデル住宅として建設された(通称:エコハウス美桑(みくわ))。 全国22のエコハウスのなかでも最も優秀なQ値とC値を実現している。

びほろエコハウス(網走郡美幌町)

下川エコハウスを同じく、<21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業>のもと、平成22年3月26日に完成したエコハウス。厚い外皮で寒さから守るのではない開放性が特徴

 

見学会の様子

旧荒谷邸(築36年のパッシブソーラーハウス)

DSCF5527 DSCF5564 DSC00823 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

北海道大学名誉教授の荒谷登氏の旧宅で、現在は(有)タギ建築環境コンサルタントの代表タギ様が維持管理をしながら生活をしている。冬は暖かく、夏は涼しくすることを試みて1979年に建てられました、築36年のパッシブ設計の建物です。太陽と友達をコンセプトに暖房エネルギーの80%を日射取得で賄う考え。南面開口部からの日射取得、コンクリートの壁への蓄熱等、ダイレクトゲインによってわずかなエネルギーで暖房がされており、温度・湿度ともに快適な状態に保たれていました。また、この建物は自然換気ですが、ニオイのこもりもなく、カビが生えることもないそうです。当時の木製トリプルサッシなどのちょっとした改修はお住まいのタギ様がご自身でされており、大切に住まわれていました。36年前に作られた住宅とは思えないほど大変素晴らしい住環境(温度・湿度)で、実際に体感しないと分からない貴重な体感見学となりました。

DSCF5543 DSCF5538

写真は、通風を考えた設計の工夫。 部屋と廊下をつなぐ扉が上下に分かれて開き、上だけを開ければ通風が出来ます。 【住宅概要】 築年数:36年  床面積:320㎡(1-2階とも160 ㎡)、ブロック造住宅 断熱仕様 外壁:北側240mm(K=0.17)、南壁150mm 基礎周部:150mm 天井スラブ上:400mm (K=0.12)

 

北方建築総合研究所

北総研で導入されている環境負荷低減技術のなかでの注目したいのは、昼光利用です。直射日光を拡散させる技術反射光を利用するなどして採光・導光を行い、夕方近くまで照明無しで業務が出来るとのこと。また、入り口を入ってすぐのホールでは、天井や壁がガラスとなっており、光を積極的に取り入れる構造をしていました。コンクリートの巨大なトロンブウォールもここでしか見られません。蓄熱・放熱を行う巨大な壁です。この日は、どのように北海道の建築・まちづくりを考えているのか、実験施設まで見学をさせていただきました。

DSCF5615 OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

一の橋バイオビレッジ

DSC00891 DSC00898 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

下川町「一の橋」という小規模集落。ここで平成25年5月末に誕生した、超高齢化に対応するエネルギー自給型の集住化エリアの見学をしました。集住化住宅は全部で22戸。これらの住宅の給湯・暖房はすべて木質バイオマスボイラーから供給され、電力の一部は太陽光発電によって賄われているそうです。木質バイオマスボイラーによる給湯・暖房は地域熱供給システムとなっており、集住化住宅をはじめ、併設されている住民センターや郵便局、近隣の障害者支援施設、育苗温室ハウスなどにも地下配管を通じて暖房を行っているとのことでした。

 

下川エコハウス

高気密・高断熱を実現した環境共生型モデル住宅。当日は設計者であるアトリエmomoの櫻井百子様にお越しいただき、エコハウスのご解説、ご案内をいただきました! 外気を室温の差が大きく厳しい環境ですが、エコハウスには大開口が設けられ、伸びやかな空間となっていました。暖房は地中熱熱源ヒートポンプ床暖房、換気は第2種換気、そして高断熱サッシなど…が活用されており、実際に体感をしましたがとても暖かく快適でした。 夜にはエコハウスの隣にある五味温泉にて懇親会、エコハウスにて二次会を開催しました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA DSC00920 OLYMPUS DIGITAL CAMERA DSC00930

(※写真左より 櫻井様による解説、エコハウス大開口、外観、二次会の様子)

 

びほろエコハウス

①美幌の自然と呼吸する家でありたい。②美幌の森で育まれた「木」でつくる。③多世帯の農家モデル住宅としての試み、の3つのコンセプトのもと設計されたエコハウスです。高断熱木製サッシを活用することで開放性を実現しており、室内も明るく暖かい空間となっていました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA 2015-02-18 15.27.12 2015-02-19 13.09.30

(※写真左より 外観、エコハウス内部、エコハウス南面大開口、説明の様子)

 

太陽光発電 新商品発表会(2014.2)

見学会

P.V.ソーラーハウス協会社屋にて、新商品の見学会を行いました。 見学会にてご紹介・ご提案いたしましたのは、①トリナ・スマート(次世代型スマートモジュール:モジュール単位でモニタリング、影影響の抑制、安全機能など)、②フレームレス両面ガラスタイプのDUOMAX(出力30年保証)、③駐車場用架台、④積雪地域用専用架台、⑤太陽光発電モニタリングサービスです。 ※商品詳細はこちらからご確認ください。

当協会にも社屋と倉庫を合わせて45.1kW太陽光発電システムが搭載され、発電量等のモニタリングを開始いたしました。モニタリングサービスの稼働の様子、発電状況の見え方を実際にご覧いただきました。また、架台については此度のイベントに向けて実物を敷地内に設置し、皆様にご覧いただきました。実物を見ていただくことで、より今回の新商品の良さをお伝え出来たかと思います。

DSCF4571 DSCF4576 DSCF4605 DSCF4604

講演会

OLYMPUS DIGITAL CAMERA OLYMPUS DIGITAL CAMERA

講演会では、午前中の見学会でご紹介した商品について、詳しく解説をいたしました。トリナ・ソーラー新商品や東芝屋根材一体型架台のご提案については、各メーカー様より皆様にご説明をいたしました。 見学会と講演会を合わせて、商品を活用するイメージを持っていただけました。

新商品についてはたくさんの方からご好評をいただきました! 皆様のこれからの事業に是非ご活用ください!

開催概要はこちらからご確認ください。

 

 パッシブソーラー設計社屋&LCCM住宅 同時体感会(2014.2)

 パッシブソーラーハウス社屋見学会

今回のイベントは当協会社屋の冬体感ということで、見学時間帯を『朝』『昼』『夜』とし、 普段ご体感いただけないような朝や夜の温熱環境もご体感いただきました。

19日(水)は最低気温-4.7℃、最高気温6.9℃のなか、社屋は平均(※1F・2F・玄関ホール)で最低室温20.5℃、最高室温24.9℃と、 快適な温熱環境を実現。 4kWの温水床暖房と昼間の日射熱のみで事務所全体がこんなにも暖まりました! (⇒建物仕様はこちらをご覧ください)
 
【社屋の暖房条件】 4kWのヒートポンプ式温水床暖房を24時間稼働(送水温度:40℃)
 
 

昼見学会 19日(水)12:00~

パッシブ設計社屋&LCCM住宅 同時体感会の様子 パッシブ設計社屋&LCCM住宅 同時体感会の様子 パッシブ設計社屋&LCCM住宅 同時体感会の様子 パッシブ設計社屋&LCCM住宅 同時体感会の様子

 社屋にはどのようなパッシブ設計の工夫が施されているのか、事務所内をご案内させていただきました

・事務所内の暖房設備のご紹介 、蓄熱容量をどのように確保しているのか解説(水蓄熱・蓄熱壁など)、その他 外構計画について、太陽熱利用について、日射遮蔽について 等

 

夜見学会 19日(水)17:00~

夜の見学会では、昼間に暖められた室温が夜までしっかり保たれているということをご体感いただき、社屋の断熱性能の高さを知っていただけたかと思います。夜には懇親会も開催し、飲食をしながら社屋の隅々までご覧いただきました。 ・熱画像カメラの利用(蓄熱効果の見える化、事務所内各所の温度測定) ・事務所の温熱データのご紹介

蓄熱材の入った床は、夜でも20℃以上の温度を保っています。昼間に蓄えた熱をじわじわと放熱し、室温を下がりにくくしています。昼間の日射取得の効果が、熱画像カメラを利用するとこのようにはっきりと分かります。

蓄熱材の入った床 蓄熱材の入った床のサーモ画像

朝見学会 20日(水)7:30~

パッシブ設計社屋&LCCM住宅 同時体感会の様子 パッシブ設計社屋&LCCM住宅 同時体感会の様子

朝の見学会では、夜から朝にかけての冷え込みでも室温が20℃以上に保たれていたことに感嘆の声が聞かれました。参加者からの質問も多くあり、積極的に会話をされておりました。

・熱画像カメラの利用(昨晩との比較)、ハニカム構造・断熱ブラインドの効果を体感、エネマネハウスから潜熱蓄熱材の必要性を学ぶ

当初は雪が降るとも言われておりましたが、当日は幸いにも晴れ、よりパッシブ設計の効果を感じていただくことが出来ました。当協会社屋にはパッシブ設計の技術が盛りだくさんです!今回お越しになれなかった方も、またの機会に是非お越しいただきたいと思います!

 

LCCM住宅見学会

19日(水)14:00~16:00は、建築研究所(茨城県つくば市)のLCCM住宅を見学いたしました。CO2の排出量を最大限に減らす為、自然エネルギーを有効活用する技術や高効率設備がふんだんに導入されていました。生活パターンや季節に合わせて6つのモードの切り替えられる住宅で、温熱環境やエネルギー消費量の測定が常に行われています。

LCCM住宅見学会の様子 LCCM住宅見学会の様子 LCCM住宅見学会の様子 LCCM住宅見学会の様子

 

参加者の皆様も初めてLCCM住宅を見るとのことで大変たのしみにされていたようです! 南面の大開口からの日射取得で室内はとても暖かく、開放感のある明るい空間が広がっていました。

冬の昼間でも少し暑いと感じるぐらいの日射熱が取得されている、ということが体感でき、 このような日射取得量を多い住宅では蓄熱容量の確保が重要であることが分かりました。

【LCCM住宅についての解説は建築研究所ホームページをご参照ください】 建築研究所 http://www.kenken.go.jp/japanese/contents/lccm/index.html#whatlccm

 

札幌版次世代住宅&リフォーム事業化モデル住宅見学イベント(2014.1)

見学会のテーマ『消費税率アップ後の住宅市場における、新しい事業化のヒントとなる物件とは?』でした。当日の天気は曇り、最高気温2.3℃、最低気温-6.9℃と昼間は少し暖かい状況でしたが、室内の快適さは十分に体感することが出来ました。見学中には皆様から質問等活発に会話がされていたように感じました。

三浦様(国土交通省国土技術政策総合研究所)の講演会では改正省エネ基準の背景・内容や住宅づくりに関する国の視点からの意見など貴重なお話を頂きました。

シンポジウムでは『これから売れる住宅マーケットを徹底討論~来たる消費税10%時代を乗り越えるための家づくりとは?!~』をテーマとし、協会が予測する今後のマーケット、経営者が実際に考えていることをたっぷり議論しあえたのではないかと思います。

見学会・講演会・シンポジウムと盛りだくさんの内容でしたが、この機会を皆様の今後のビジネスに役立てて頂ければと思っております。

ご参加頂いた皆様、ご協力頂きました三浦様(国土交通省国土技術政策総合研究所)、有限会社藤城建設様、棟晶株式会社様、誠にありがとうございました。

今回ご参加頂けなかった会員企業様にも協会が報告書を作成し、お届けさせて頂きます。

お時間は頂きますが、ご期待ください!

札幌版次世代住宅&リフォーム事業化モデル住宅見学イベントの様子 札幌版次世代住宅&リフォーム事業化モデル住宅見学イベントの様子 札幌版次世代住宅&リフォーム事業化モデル住宅見学イベントの様子 札幌版次世代住宅&リフォーム事業化モデル住宅見学イベントの様子 札幌版次世代住宅&リフォーム事業化モデル住宅見学イベントの様子

 

 

協会社屋 夏体感会&講演会&野立て太陽光発電見学(2013.7)

体感会

DSC00591

7月23日(火)に当協会社屋(茨城県龍ケ崎市)においてパッシブ設計の夏の体感見学会を開催いたしました。

当協会社屋は、既に総会でも冬場の温熱報告をさせて頂きましたが、高断熱(Q値0.99W/㎡K)と日射利用、高い熱容量(国の基準4.5倍)、4kWのヒートポンプ床暖房のみで約130坪の社屋が平均23度かつ安定的な温熱環境が得ることができました。今回は、夏の体感として、日射遮蔽、通風計画、高断熱型がどの様な体感になるのかを感じてもらうイベントでした。

講演会

Exif_JPEG_PICTURE

・「パッシブデザインと熱容量で省エネ効果がどうなのか?」
+ハニカム構造・断熱ブラインド日射遮蔽実験速報
東京大学 前研究室 特任研究員 高瀬幸造氏

・新事務所をデータから検証~夏場の対策効果について~
+産業用太陽光発電のパッケージ化中間報告
P.V.ソーラーハウス協会 会長 南野一也

 

 

野立て太陽光発電見学会

CIMG6234また、24日(水)には、野立て太陽光発電の見学を行いました。協会の会員である合同会社自然素材「木の家」施工現場を見学させて頂きました。代表の平戸治夫氏にはどうのように産業用の野立て太陽光発電を行っていくのか、自社の販売方法と実績もお話しいただきました。

 

 

↓詳細内容は報告書をご覧ください

協会社屋-『夏体感&講演会』表紙

 

P.V.ソーラーハウス協会新事務所 完成見学会&勉強会 in 茨城(2012.9)

見学会

_DSC74732012年9月27日にP.V.ソーラーハウス協会の新事務所の完成見学会を開催いたしました。当協会新事務所は協会が提案している2050年型住宅に則って設計を行い、断熱・集熱・蓄熱に加えてパッシブ設計も取り入れました。高断熱構造を前提に冬対策の『日射取得の設計テクニック』、『様々な蓄熱技術』、夏対策の『外構計画』、『通風計画』、『日射遮蔽』、年間を通じて活躍する『昼光利用』などすべてが連続する設計手法となっている。協会のノウハウが詰まったこの事務所を総勢71名の方が見学されました。当日は見学のポイントをA~Hの8つにわけ、スタッフの説明を交えながら見学していただきました。

A:外構計画 屋根形状について
B:日射取得の設計 壁集熱について
C:暖房(ヒートポンプ+潜熱蓄熱床暖房、サーモボーデン加温システム)について
D:日射取得、壁集熱、水蓄熱、潜熱土間蓄熱、地窓について
E:スティーベル換気のメンテナンスについて、窓枠やガラスの特性について
F:冷房(トップランナーエアコン+シーリングファン)、照明計画について
G:通風計画(頂側窓、欄間)、防音について
H:当協会のハニカム構造・断熱ブラインドについて、日射遮蔽スクリーン(アウターシェード)、バルコニー計画について

IMG_3095 IMG_3091 IMG_3053 IMG_3044

《建物コンセプト》

今後到来する低炭素社会に対応すべく、エネルギー消費の大幅な削減とエネルギー自体を生産する設備を有し、可能な限り再生エネルギーを利用するオフィスとした。

《建物仕様》

■建築面積:228.36㎡(68.94坪)
■1階床面積:223.58㎡(67.49坪)
■2階床面積:198.83㎡(60.02坪)
■述床面積:422.41㎡(127.52坪)
■構造:2×6構造
■熱損失係数(Q値):0.99W/㎡K 自然温度差13.76度(QPEXより試算)
■断熱仕様:壁HGW16K(140mm)、屋根HGW16K(200mm)、基礎ビーズフォーム特号(60mm)、窓 樹脂サッシペアガラス(南)、南側以外樹脂サッシArLow-Eガラス(空気層16mm)、ハニカム構造・断熱ブラインド、換気 第一種熱交換換気(スティーベル)

《日射取得》

■日射取得型パッシブデザインを採用(日射取得量:窓3517W+壁集熱3㎡355W=3872W)

《蓄熱》

■日射取得ゾーン:黒タイル+土間コンクリート+29度潜熱蓄熱、水蓄熱(ウォータータンク)約2300L
■1F廊下部:ヒートポンプ式温水床暖房+土間床+32度潜熱蓄熱
■打ち合わせ室:壁に25度潜熱蓄熱
■1㎡あたりの熱容量766.30kJ

《その他》

■エコキュート+太陽熱(6㎡)給湯システム
■トップランナーエアコン(APF6.5)
■日射遮蔽 アウターシェード

講演会

P1130200

・『LCCM住宅デモンストレーション棟』の設計についての解説
LCCM住宅設計部会 部会長補佐 村田涼氏(東京工業大学 助教)

・自然を利用したパッシブ手法で行う設計『2050年型の事務所』計画コンセプト
P.V.ソーラーハウス協会 会長 南野一也

・ディスカッション

 

↓詳細内容は報告書をご覧ください

協会事務所完成イベント-2012-表紙s

日本初リフォーム版パッシブハウス見学会 in 札幌(2012.1)

見学会

Exif_JPEG_PICTURE2012年1月24日に札幌にて見学会を開催いたしました。今回の見学物件は、リフォーム物件でのパッシブハウスでした。築37年の住宅の全改修を行い、ドイツのパッシブ認定を取得した物件です。断熱性能はQ値0.35W/㎡Kで、新築住宅においても見たことのないレベルの建物です。住宅のストックが大量に存在し、新築市場は減少し続ける現在においてリフォームでのパッシブ認定は新しい住宅市場の幕開けに近いインパクトがありました。さらにこの住宅が今までのパッシブハウスと大きく異なる点は低価格での施工を行った点です。今までのパッシブハウスはかなり高額での施工でしたが今回の物件はリフォームでありながら一般の新築物件(パッシブハウスではない物件)程度の費用で完成しました。研修では施工を行った棟晶株式会社様に講演を行っていただきました。見学会は総勢91名となり、真冬の季節での室内の快適性に皆驚きの声を上げました。

■パッシブハウスとは
ドイツの「パッシブハウス研究所」が規定する一次エネルギー消費基準を満たす認定住宅。この住宅は、日射取得や家電、生活者が発生する熱のみで、ほぼ暖房が行える住宅。結果として暖房設備とそのランニングコストを必要としない住宅である。快適な住環境を前提に、エネルギー消費を大幅に削減させ、CO2 発生もほぼ無くなる住宅。
■リフォーム版パッシブハウス(EnerPHit)の基準
①年間の冷暖房負荷:25kWh/㎡以下
②一次エネルギー消費量:120kWh/㎡以下(給湯、 換気、照明、暖冷房、家電を含む)
③C 値:0.2c㎡/㎡以下(50パスカルの加圧時の漏気回数0.6 以下)。

P1010542Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE Exif_JPEG_PICTURE

≪建物概要≫

■床面積:45.2 坪(149.49 ㎡)
■土地面積:97 坪(321.71㎡)
■工法:在来軸組工法
■既存築年数:約30 年(昭和58 年新築)
■リフォーム前の既存建物のQ 値:4.119 W/㎡ K ※QPEX 計算上
■販売価格( 税込):49,85 万円/坪

≪建物仕様≫

■壁:ロックウール65㎏(圧送吹き込み)工法 内側150 ㎜+外側400㎜
■床:ロックウール65㎏(圧送吹き込み)工法 600 ㎜
■天井:ロックウール ブローイング 700 ㎜
■換気:第一種換気システム 熱交換率91%(ドイツ製)
■窓U 値:1.4W/㎡ K(PVCトリプル)
■ドアU 値:1.0W/㎡ K
■P.V. ソーラーハウス協会製ハニカム構造・断熱ブラインド(45㎜ W ハニカム)
■太陽光発電システム:シャープ4kW
■Q 値:0.352W/㎡ K ※QPEX 計算上
■C 値:減圧時 0.167 ㎠ /㎡ 加圧時0.24 ㎠ /㎡

見学会 1棟(棟晶株式会社)

講演会

Exif_JPEG_PICTURE1、『日本初!リフォーム版パッシブハウスについて』
棟晶株式会社 代表取締役 早坂晶秀氏 常務取締役 齋藤克也氏

2、『~イギリスのリフォーム市場から予測する~日本の、新築産業、リフォーム産業でリーダーになる!』
P.V.ソーラーハウス協会 会長 南野一也

3、~建築における燃費“見える化”ツール~『建もの燃費ナビについて』
一般社団法人パッシブハウスジャパン 代表理事 森みわ氏 理事 松尾和也氏

4、ディスカッション

↓詳細内容は報告書をご覧ください

リフォーム版パッシブハウス見学会in-札幌s