P.V.ソーラーハウス協会 > NEWS > イベント情報 > [会員対象] ZEH提案に絡む資料作成研修 開催報告

[会員対象] ZEH提案に絡む資料作成研修 開催報告

2017年2月23日(木)~2月28日までの間、全国6会場にて「ZEH資料作成研修会」を開催いたしました。お忙しい中、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

参加者様の反響も大きく、有意義な研修会とすることができました。以下、開催内容の概略をご報告いたします。

 


 

開催の概略

10:30~12:00 午前

ZEHが国の標準となった経緯と日本の達成目標

「京都議定書」に始まり、COP21「パリ協定」以降、先進諸国をはじめ各国による省CO2活動が、次世代の世界のリーダーを決するがごとく競い合い、高まっています。

こうした世界の流れに対して、我が国の取り組みは出遅れてきましたが、産業部門は省CO2を先行、自動車部門は短期間でエコカーの大幅な普及を果たす一方、民生部門の業務と家庭がエネルギー消費の増加となっています。

国はより高い目標達成を目指し、住宅業界においても2020年の新住宅標準「ZEH(ゼッチ)」を定め、急速な省CO2政策を打ち出しました。

2017年度からは、ZEHビルダーの実質的な「成績表」の公示が始まります。ZEHを建築できるだけでは競争力は得られず、「ZEH達成率の高さ」がブランド力となる段階に推移します。住宅ビルダーたちは、生き残りをかけてZEHを提案し・受注し・施工していく取組みが不可避となります。

 

ZEHとは、どのような住宅か?

国が定める「ZEH」とはどのような住宅なのか、実際に基準を満たす住宅設備・建材の選択をはじめ、ZEHにも、いくつかのレベルや地域による計算値の違いなどがある点を示し、「ZEHとは何か?」の定義をご説明しました。

ZEHを具体的に提案していくためには、外皮性能、省エネ性能、創エネ性能を正確に算出し、科学的なデータを明示できないと、スタートラインに立てないことを強調。「実績」に基づくデータこそが最も提案力を支える根拠となるため、「まずはビルダー登録を」と呼びかけました。

 

ZEHのメリット ~消費者にとって/施工業者にとって~

ZEH建築においては、大手ハウスメーカーが先行する中、ハウスメーカーをしのぐ実績を上げている工務店の実例を紹介。自社のZEH基準をしっかりと定め、消費者に分かりやすいイメージで、具体的なメリットを提示していく事例を示しました。

ZEHそのものの周知活動として、普及イベント(工務店・建材メーカー・ユーザの三位一体)も企画中。具体的な動きの中で、地方自治体を含め、大変高い関心が寄せられていることを報告。今こそ、ZEHに取り組む好機であると強調しました。


13:00~16:30 午後

ZEHの営業活動の工程

ZEH営業固有の工程に沿った営業活動を分析、各提案工程で必要となる資料を示し、それぞれの資料に含まれるべきテーマやキャッチフレーズを具体化して、ターゲット層にあった情報提供となることの重要性を示しました。

当協会が会員限定で提供しているZEH提案ソフトを用いれば、即座に見積・各種提案資料などの作成が完了。当ソフトは、より効果の高いシステムを想定した営業提案を、恒常的に支援します。

より効果的な資料作成には、実際に運用されているZEHからしか得られないデータが必要となります。実績がものをいうので、極力早期に、積極的に挑戦してほしいと呼びかけました。

参加者には、チラシなどに掲載するPRポイント、メリットなどを、消費者サイドの関心に照らして具体的に示すと共に、当協会デザイナーによる「チラシ素案」を画像データで提供しました。

 

ZEHのお金のことを解剖

営業提案として、「実質的な生活費を変えずに高スペックな住宅」をテーマとし、計算シミュレーションを実施、その経過・結果を示しました。

典型的な住宅を、一般的な住宅ローンで建てる計画を基に、ZEH化することによってどのように実質的な建築予算が増加するのか、結果としてどれくらいの住宅性能の向上につながるのかを、計算過程にそって順次示しました。

太陽光の発電容量を調整することで、さらに柔軟な資金計画と、投資リスクの低減を計れる点は、特に関心が高く、質問される参加者の方も見受けられました。

 

最後に

本研修会各講師をはじめ、当協会は、会員企業様が更なる発展を遂げられますよう、全力で支援してまいります。ぜひ新住宅標準の「ZEH」案件を提案・受注し、実績を積み上げて、新時代を勝ち抜いてまいりましょう。