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2050年型住宅研修10期生第4回~東京会場~を開催しました!

2050年型低炭素住宅とは?

エネルギー問題や温暖化対策、2050年に予想される日本の経済的な問題に対応し、エネルギー支出をゼロとする住宅です。また、住宅を長寿命化することにより住宅に対する支出を抑えることで生活を豊かにします。詳細はこちら


 

第4回目の研修では、実際に2050年型住宅を設計する上で重要となるパッシブ設計とその要素技術について学びました。

研修内容

前回までの研修で、2050年型住宅における断熱・気密の重要性について学んできました。しかし、勘違いしてはいけないのは、「高断熱住宅=2050年型住宅ではない」ということです。
2050年型住宅とは高断熱かつパッシブ設計を前提とした住宅です。

 

IMG_00052050年型住宅の高い省エネ性能を実現するためには、建築的手法(パッシブ手法)と機械的手法(アクティブ手法)が必要となります。パッシブ手法とは、土地のパフォーマンスの熟知、高断熱・高気密、日射遮蔽など、設計時の建設的工夫によってエネルギー消費を減少させる手法、アクティブ手法は機械設備によって、住宅内の環境を安定させる手法です。2050年型住宅ではパッシブ手法を第一に考え、建物の持つ性能で「夏を涼しく、冬を暖かく」過ごせるように設計し、足りない分をアクティブ手法で補うことが重要です。

 

 

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日射の多い日本の住宅では、日射取得型のパッシブソーラーハウスで自然温度差を減少させる手法が有効です。
しかし、パッシブソーラーハウスは高断熱であるが故にオーバーヒートなどの問題が生じるため、事前に対策を考えておかなければなりません。そこで重要となるのが「蓄熱」です。蓄熱性の高い家は、暑くなりにくく寒くなりにくい、温度ムラの少ない家、すなわち“快適な”家となります。

 

 

住宅内外の熱の動き方を理解し、自然のエネルギーを有効に使い快適な住環境をつくることが重要であると感じました。

 

今回の研修ではパッシブ手法、蓄熱の必要性や建材の熱容量について学んだほか、通風計画、日射遮蔽、シロアリ対策など、住宅を設計する上で必要となるポイントについて勉強しました。

2050年型住宅の基礎についての研修は今回で終了です。次回からは実践形式の研修となりますので、参加されている方々には、ぜひ今回までの内容をしっかりとおさえておいていただきたいと思います。

 


 

次回、第5回目は「設計コンペ研修」です。