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【会員対象】「蓄電池+EVとの連携のZEH」見学会&研修会 in 函館 開催報告

2017年12月5日(火)に、「蓄電池+EVとの連携のZEH」見学会&研修会を北海道函館市にて開催いたしました。

今回のイベントは、渋谷建設(株)様の「蓄電池の導入」「EVと住宅の連携」がされている「次世代型ZEH」展示場と、冬の北海道の高断熱・高気密ZEH:eハウジング函館石川ニュータウン展示場を見学していただくとともに、ZEHの今後の方向性を示すことを目的としました。

午前の見学会と午後の研修会からなる1日のイベントでしたが、実際に体感していただいた上で、次世代型ZEHを建築された渋谷旭社長のお話、メーカーからの説明、次世代型ZEHの提案研修を聞いていただいたことで、ZEHの今後の方向性などをご理解いただけたのではないかと思います。

次世型ZEHとは

当協会の認識では、第一世代のZEHを現在のZEH、第二世代のZEHを蓄電池を導入した進化型のZEH、第三世代のZEHをEVなどとの連携できる次世代のZEHと表現し、今回見学したZEHは次世代ZEH、つまり第三世代ZEHです。

 

開催概要

 

午前の部

渋谷建設(株)様 次世代ZEHの見学

 
  • 8.7kW太陽光発電
  • 6.0kWh家庭用蓄電池
  • EVとの連携の配線システム
  • HEMSモニターでエネルギーを見える化

9月に開催した研修会でご紹介しました家庭用蓄電池と配線システムの導入第一例として完成された渋谷建設(株)様のモデルハウスを見学させていただきました。

渋谷旭社長からはまず導入されている暖房設備について説明していただき、蓄電池とEV導入のメリットも説明していただきました。

見学会では、メーカーによるHEMSモニター操作の説明などをしていただいた上で、停電時のデモンストレーション(ブレーカーを落とす実演)もいたしました。配線システムによってEVと蓄電池との連携がされている次世代型ZEHでは、災害時の停電に強く、ブレーカーがいつ落ちたのかわからないほど瞬時に電源が切り替わり電気が供給されます。蓄電池から自動的に事前に配線された①リビングの照明、②冷蔵庫、③非常用コンセント、④テレビなど、⑤2Fの照明などの回路に、電気が流れて、ライフラインが守られることを体感していただけたと思います。

また、サーモカメラによる温熱計測により窓や壁の温度の違いをご覧いただきました。壁の断熱が大事であるということは周知ですが、実は窓の断熱もとても大事であるということを、分かりやすくご覧いただけたと思います。



 

eハウジング函館石川ニュータウン展示場の見学

 
  • (有)山野内建設様ZEH
  • (株)マルサ佐藤建設様ZEH
  • (株)鳴海建設様ZEH

それぞれに工夫がされた建築手法の違いを見比べ、感じながら、北海道の冬型のZEH、高断熱・高気密について学んで頂きました。設置方法の違いによる床下エアコンの効果の違いや、換気暖房の導入例等、ご参考にしていただけたかと思います。



 

午後の部

配線システムと蓄電池の研修

配線システム及び蓄電池のメーカー担当者様から、必要性、提案方法、設定方法などについてご説明いただきました。質疑応答の時間には商品の詳細についての質問に加えて、今後の展開や改善への要望など、積極的な意見交換がなされました。


次世代型ZEH ECO PROT

渋谷社長様よりUA値と一次エネルギー、設備などから見るエネマネZEH、光熱費ゼロZEH、自己消費型ZEHの比較について説明していただいた上で、今回建築された次世代型ZEHのコンセプトなどを具体的に説明していただきました。


次世代型ZEH提案と蓄電池の必要性

P.V.ソーラーハウス協会会長 南野一也より「次世代型ZEH提案と蓄電池の必要性」をテーマに講演いたしました。

10年間の固定価格買取期間終了後、太陽光の売電単価は11円~8円程度まで下がる可能性もあります。そうなった場合、お客様にとって売電は損になります。そこで解決策となるのが「蓄電池」です。蓄電池が導入されるZEHを弊社では「第二世代ZEH」と考えております。

蓄電池の導入で、太陽光発電のみ導入時の収入より経済メリットが大きくなると同時に、災害時にも対応可能になります。お客様へのZEH営業提案の主役は経済メリットです。収支の大小は物差しがあるため、分かりやすく、ユーザー理解が進むためです。

さらに、以前より会員企業様に提供している太陽光発電の経済的メリットを試算できるZEH提案シミュレーションソフトをバージョンアップし、蓄電池システム導入時の試算が可能になった新ソフトをお披露目いたしました。太陽光発電+蓄電池導入後の10年間、35年間ごとの経済メリットを簡単に試算でき、経済メリットが一目でわかるため、お客さまへ提案しやすくなるかと思います。新バージョンのソフトは、準備ができ次第、改めてご案内させていただきます。



 

前夜祭・後夜祭

前夜祭は12月4日(月)に「海のガキ大将 大門店」、後夜祭は12月5日(火)に「鮨 たかん」で行われました。

北海道ならでは海の幸を楽しみながら、各テーブルで会話が盛り上がっている様子が見受けられました。同じ建築に携わる方同士、仕事の話からプライベートな話まで様々な情報を交わし、交流を深めていただくことが出来たと思います。



 

まとめ

ご参加いただきました会員企業の皆様、お忙しい中ご足労いただき、ありがとうございました。

今回の見学会&研修は、9月に開催した研修よりも、さらに蓄電池とEVが導入される「次世代型ZEH」に対してのご理解が一歩先に進めたと思います。ZEHは時代と共に進歩するため、今後のZEHは蓄電池+EVとの連携の次世代型ZEHになります。

当協会は今後とも全力を挙げて新しい情報を提供し、会員企業の皆様をサポートすべく、共に次世代ZEHの普及に尽力していく所存です。